有機検査
       

    每年1年以内
有機の検査又は調査が行われます。
     検査はほ場の入水路、排水路、除草剤使用の有無等
     ほ場周辺の有機性確認から使用資材、栽培日誌や有
     機農産物の保管場所、保管状態から出荷に関する現
     地確認と記録等の確認作業が行われます。

     業務委託先にも出向いて有機性の現地確認作業から
     書類の確認作業が行われます。















出 荷   
   
有機検査を受け、認証を受けた農産物に有機の
    表示(有機JASマーク)をして始めて有機農産
    物として出荷出来ます。


  


  

  





























  有機米としてスーパーや道の駅でも販売されています。












       
 
収 穫 
  
穂軸の先端部分の黄変を確認し刈り取り敵機を
   見極めて行う。

  出穂後から刈り取りまでの日数は、日平均気温の
  積算温度で800℃~1000℃内外が目安で行います。
  (中生品種)








除草対策 
      
草が元気を出さないほ場管理
       前年の収穫後から、稲藁、稲株の分解を促し、田植
       え後にほ場上部に未熟な有機物を残さないような耕
       種を秋より行う。

       写真右は田植え後のほ場中にある未分解の稲藁に
       根を張るコナギ
  
       秋、及び春に有用微生物群等を使用し有機物の分
       解を促進してガス沸きの無いほ場管理に努める。

       春からは有用微生物群等を活用し雑草種子の発芽
       促進を促すと同時に、田植え後に米糠ペレットや米
       糠等の有機物を土壌の表面に置くことで発芽が抑制
       される効果が期待される。
            
        写真右はトロトロ層の発達で雑草が抑制されている収穫前の水田
ほ場準備
    
春の天候の良い日が続き、ほ場が乾燥状態に
     なればハロー等で土を砕いて有機物の分解促
     進を促しておく。   

     漏水田では雑草が出やすいので漏水対策をして
     おく。       
     4月上旬の入水時に有用微生物群等を活用し、
     雑草の発芽促進を促す。
        
     雑草の発芽が多く、植え代掻きまでの期間が
     長い時は代掻きを行い生えた雑草の処理をして
     おく。
        
     植え代かき2週間前位にもう一度有用微生物
     群等を活用し、雑草の発芽をさせ植え代掻き
     で処理する。

     植え代かき時に深水にして浅く代かきを行うこと
     で耕種的にトロトロ層を作る方法も雑草抑制に効
     果が期待出来る。

     右のグラフは、コナギの発芽試験データーです。
     水だけに対して有用微生物群(EM)との比較です。
     有用微生物群(EM)を活用することでコナギが早
     く発芽することが確認できます。
    
田植え
      
植え付け深度は2.5cmを目安に、植え付け本数は
       2~3本を目安に行う。
        栽植密度は、ほ場の肥沃状態に合わせて決める。
       肥沃でない生育の少ないほ場では栽植密度を多めにし
       て植える。
        前年の収穫量やほ場の雑草の発生状態等を考慮して
       決める。

       
  







   育 苗  
          健全な苗の生育は、苗半作と言われるくらい
          農家にとっては非常に神経を使う大事な作業です。
          育苗がうまく出来ないと、後の農作業に大きく影響
          してきます。
          基本的には自家採種の種籾を使用し、自家配合の
          有機に適合する床土や市販の有機適合床土を用い
          て行います。


          温湯処理で病気予防を行い、塩水選で種籾の選別
          を行った後、有用微生物群等を活用してハト胸状態
          まで浸漬します。

 
          この状態で播種機を使い苗箱に入れます。苗箱に
          入れた後、通常は育苗機に入れ温度をかけて発芽
          しますが、温度をかけることにより根の発育が遅れ
          ることがあるので、ハウスや路地等で自然出芽を行
          います。

      
            約1ヶ月の間、天候に合わせた温度管理、水管理を
          行い、徒長しないように生育管理を行います





 有機栽培米とは
 ① 種播き又は植え付け前2年以上、禁止されている農薬や化学肥料
   を使用しない田畑で生産。
 ② 遺伝子組換え由来の種苗を使用しない。
 ③ 原則として農薬・化学肥料を使用しないで栽培を行う等、地域環境
   への負担をできる限り軽減した栽培で生産したお米です。
   さらに生産から最終包装に至るまで、有機性が損なわれることの無
   いよう管理されており、それを第三者認証機関で検査や調査された
   ものに限り、有機JASマークとともに有機又はオーガニックの表示を
   して販売が認められています。

  種籾の選別

     
 良いお米の栽培は種の善し悪しにかかっています。

        
自家採種により土地に馴染んだ稲が生育していきます。
        農家の試験では自家採種の種と購入種では育苗段階から
       違いが見られると言われています。  
       
右のグラフは塩水選の比重と収量の関係を示したものです。



安全で安心して美味しくいただける
有機栽培米の出来るまで










     




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